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起業のやり方

仕事忙しいぜ・・・。久々の更新で。
ザコ企業ではあるが、中国と日本で事実上2回の起業を経験しているので、起業について書いてみよう。
起業はするだけなら誰でもできる。しかし、採算に乗せて持続可能な営利活動を行うのは簡単ではない。
しかし、多くの人が考えるほど難しいわけでもない。特に日本人は起業を大げさに考え過ぎる傾向がある。

1.なぜ起業するのか?
 サラリーマンを辞め、サイドビジネスでもなく、あえて起業するのはなぜか?ここがしっかり見えていない人は、起業というリスクを取る必要はない。また、言い古された事ではあるが、「今の仕事が嫌だから」といったネガティブな理由も止めた方がいい。逆境になった時に精神的に保たない可能性が高い。 逆にいえば、起業の理由がはっきり分かっている人は覚悟を決めて実際に動いてみよう。あなたが金持ちでもないなら、自分でドンドン動く事。それが最も必要な能力である。

2.計画と調査
 独立する覚悟が決まったら、何のビジネスをするのかを考えよう。
 技術を売るのか、サービスか、物を作るのか、あるいはそれ以外の事だろうか。1つ、2つではなく色々な方向性を考えた方がいい。例えば1つの技術を持っているとして、その技術を時間で売るのか、製品にして売るのか、他者をトレーニングするのか、色んな売り方がある。自分は最初に起業する時、50パターン以上のビジネスを考えた。それが調査の過程で次々と淘汰、改良され残った1つが一応うまくいったと言える。街中で色々な会社や店舗、サービスを見たら、開業コスト、維持コスト、必要な売上、予想されるリスクと、そのコントロール方法を考えてみよう。この過程はサラリーマンをやりながらでもできるはずだ。まだ独立するには早い。

3.実際の準備を始める。
 2の過程で自分に足りないスキルや必要なリソースが見えてくるはずだ。それは今の職場の中でも手に入れられるモノだろうか。手に入れる方法があるなら問題は無い。ノウハウやリソース、スキルをしっかりいただいておこう。資本も貯めておかなければならない。もし可能なら、独立前からサイドビジネスで実際にオーダーを取ってみてもいいだろう。
 この過程で注意しなければならないのは、有用な情報と周囲の雑音を区別する事である。有用な情報は何としても聞いておくべきだが、入ってくる情報のほとんどは単なる雑音に過ぎず、あなたの決意を鈍らせ、足を引っ張るだけだ。無駄な情報に耳を貸してはならない。なぜ起業が必要なのか、すでにあなたは知っているはずだ。

4.資金を調達して開業します。
 特殊な資格や審査が必要な物でもなければ開業は簡単だ。法人設立の手続きなど何も難しい事ではないし、何も知らなくても一カ月あれば誰でもできる。事務所や店を借りる。設備を買う。必要なら内装もする。ここで資本が必要になる。節約しよう。売上げや品質に響かない所はガンガン削ろう。色々な業者の見積もりを鵜呑みにしてはいけない。値切ろう。安くならないか代替案を提示しよう。これをサボると、コストで数百万円の差が一気に出る。「今」必要な物を買う。「もうすぐ必要になりそう」な物は買わない。それは無駄遣いだ。確定情報に基づいて動くようにしよう。
 資金は貯金が原則だが借りてもいいだろう。でも、できるだけ自腹が多い方がいい。

5.現実を知ります。
 実際に開業して、事前の計画通りに事が進む・・・そんな事はあんまりない。別にいいです。生データをドンドン吸収しよう。当初のプランを現実に合わせて修正しよう。注文が来ない。トラブルが発生する。心が折れそうになる事もある。しかし、冷静さを失ってはいけない。その中で自分にできるベストを尽くし続けること。うまくいけば、段々と注文が増えてきたり、品質が安定してきたり、と上昇軌道に乗っていくだろう。「圧倒的じゃないか我が軍はw」とか言いたくなる事もある。「マジでムリゲー・・・死にてえ」と思う事もある。あんまり気にしなくていい。泣いても笑っても状況が変わるわけではない。

たったこれだけだ。楽ではないが決して不可能な事では全然ない。
ダメだったら借金を背負わないうちに休業しよう。せめて何がダメだったのか、その情報だけは確定させておきたい。

6.役に立つもの、役に立たないもの
 起業に必要な物はなんだろうか?技術、ノウハウ、お金、コネ、経験。
色々あるが最も有用な物。それは「お金」だ。お金は時間、技術などたいていの物を買う事ができるからだ。
お金がないならフットワークや勉強量でその穴を埋める必要がある。
最も使い出が無い物。それは「コネ」だ。コネにはピンからキリまであるが、単純に数で言うなら90%のコネはゴミ。
極一部に有用なコネがある。それを大事にしよう。コネは無くても作れるので優先順位は高くない。個人的な友人は大切にする事。
 もう一つは「心の強さ」である。精神論かよw と思ったかもしれないが、これはまじめな話。
起業した場合、あなたは最高責任者である。周りの全ての人に対して責任を持たなければならない。
自分自身の人生に対しては文字通りの無限責任を負う。野垂れ死にも覚悟すべきだ。その環境で頼れるものは何だろうか?それはあなたの心だけである。支えなど無い。失敗すれば孤独に惨めに死んでいくだろう。失敗した人間からはみんなが離れていく。あなたが親切に助けた人、苦労を共にした人、みんないなくなる。プライドも打ち砕かれる。夢もなくなる。お金もなくなる。そのプレッシャーが無ければ経営はいい加減になる。だからそのプレッシャーは必要なのだ。
そのプレッシャーと戦う唯一の武器である自分の心の強さや弱さを軽視してはいけない。それは決定的な要因である。


7.勘違いと注意点
 起業について多くの人たちが様々な勘違いや思い違いをしている。
・(このビジネスは)もうやっている人がいるからダメ
 非常に広く普及している「間違った考え方」だ。全然ダメな理由になってない。
同じ技術でも、同じ製品でも、全く同じビジネスでやるわけでは無い。1商品につき、少なくとも30ビジネス以上は展開の可能性があると思っていい。例えばどこにでも転がっている「ハンバーガー」という商品。何パターンのビジネスがあるだろうか?
「規模で攻めるマクドナルド」「対抗ブランドのロッテリア」「健康志向のモスバーガー」「コンビニやスーパーに卸す」「小さなパン屋で売るハンバーガー」「佐世保や横須賀でネイビーを相手にするアメリカ式バーガー」「レストランで出すハンバーガー」
・・・と、ちょっと考えただけでも色々なビジネスがある事が分かる。「ピクルスの専門メーカー」や「ハンバーガー用包装紙」なんかもハンバーガービジネスと言えるかもしれない。「ハンバーガーなんてもう市場にあるから新しいビジネスは無理」などと言えるだろうか?そんな事は無い。これは他のあらゆる商品、サービスについても全く同じように言える事だ。

むしろ、誰も踏み入れていない分野でビジネスを始めるのはかなり難しい。需要があるかどうかすら分からない。また、誰もやっていないというだけでは、すぐに真似をされるかもしれない。
「やっている人がいる(いない)から」「すでに流通している(していない)商品だから」は、起業の是非を判断する決定要因にはならない。

・〇〇の面で負けているからダメ、無理
これも間違い。必要とされる理由、売れる理由はポジティブな面から出てくる。ネガティブな要素、弱点があるからダメという事は無い。致命的な弱点でもない限り、弱点を補うよりは長所を伸ばすべきだ。弱点の無い企業を目指すと大企業がライバルになってしまう。全く新しい市場でもない限り、同じ土俵で争って勝てるわけがない。

・今は不況だから時期が悪い
実は不況だから起業ができないという事は無い。不況になったら生じる需要という物がある。それを発見し提案する能力が起業家には求められる。好況向きのビジネスではなく、不況向きのビジネスをすればいいだけだ。それができないなら無理に起業する必要などない。誰もあなたに起業しなければならないと言っているわけではない。

この三つの考え方から抜け出せない人は、はっきり言ってビジネスに向いていない。
発想の範囲が狭すぎるので、起業を考え直した方がいいかもしれない。


8.中国で起業? 日本で起業?
海外起業を考える人も珍しくない現在。両方で経験した人間として一応の感想を。
中国起業のメリット・・・新規参入が極めて容易。マーケティングが容易。何かと規制が甘い。資本金が安く済む。
日本国内起業のメリット・・・全体的なリスクが低い。人材層が厚い。

中国起業のデメリット・・・あらゆるリスクが高い。不確実な物事に常に悩まされる。
日本国内起業のデメリット・・・新規参入が困難。マーケティングが難しい。

とりあえず、日本で起業→中国で起業というコースよりは、中国で起業→日本で起業の方が順番としては正しいと思う。中国で培った経験は日本でも有用だが、日本での経験はむしろ中国ではマイナスになる可能性すらある(うまくいくはずの簡単な事が、片っ端から破たんしていくから)。この場合の「中国」は、他の国でも当てはまる事があるだろう。なお、今後の中国はマーケティングの容易さ、規制の甘さ、安い資本金というメリットが失われていくだろう。
一言でまとめると、日本での起業は「市場競争」だが、中国での起業は「サバイバル競争」である。
市場で培った能力はサバイバルには使えない事も多いが、サバイバル技術はどこでも有用だという事なのだろう。



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テーマ : それでいいのか日本国民
ジャンル : 政治・経済

tag : チャイナリスク 中国で起業 中国ビジネス 中国の内需

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