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沖縄に行ってきたw

先月、沖縄に行ってきた。

beach.jpg

基本的にただの遊びなんだけど、対中関係と絡めて見てもなかなかにホットな場所なので、一応記事にしておこう。
管理人は沖縄には疎い。というか、日本の個別の地域にそんなに関心を払ったことがない。埼玉だろうが秋田だろうが愛媛だろうが岡山だろうが同じように疎いだろう。・・・これらの県に住んでいる読者は一応ごめんなさいね。

さて、と言っても初めて行ってみた沖縄は、他の日本国内の地域には見られないものだと感じるものがあった。「沖縄の声」みたいなノリで繰り返し報道されている「基地問題」。実際、米軍基地はとても多いしでかい。自衛隊の基地もあるけども、基地の存在を非常に身近に感じるのは確かだ。しかも、その基地は、「沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを。」と旧日本軍の司令官に言わしめるほど、多数の県民を犠牲にした沖縄戦の相手であるアメリカ軍が管理しているのだから、「沖縄は戦略的要地だから、どの勢力が保有しても基地は置かれるんだよ。」と、理屈で簡単に割り切れる性質のものではないだろう。

それでもあえて言おう。人民解放軍に駐留されたら民族浄化確定だよ。チベット化するより今の方がはるかにマシだよと。
それに中国問題が落ち着いたら、基地の規模縮小してもいいんじゃないの。あと20-30年くらいかな。

KADENA AB
で、これが音に聞く極東最大の航空基地、嘉手納空軍基地。でけぇー、もう見渡す限り基地だし奥の方は見えないし。

Hangers.jpg
色々拡大して撮ってみるよ。航空機のハンガー、密閉式ということは、ここにF-22が!?
※ステルス機はステルス塗料保護のためにエアコン付ハンガーに入れるって聞いてます。

F15.jpg
密閉式ハンガーの奥にはオープン式ハンガーがたくさん並んでいる。中にF-15さんがいらっしゃいますね。
米軍のは初めて生で見るけど、F-15は実家の近所(空自の基地がある)で見慣れてるから、テンション上がらんのだよ。

Navy P3C
横に目を移すと、US海軍のP3Cが並んでる。空軍基地といっても海軍機も使うんだ。統合作戦の時代だもんね。

JSTARS
お仕事始まりました。この機体は、E-8 J-STARS。沖縄にいたんだ。結構レアな機体で、地上偵察用AWACSみたいなもの。湾岸戦争で試作機が投入され、その有用性は存分に示された。ここの対象は中国ではないだろう。つまり、北朝鮮の偵察だな。いってらー。

tanker.jpg
J-STARSの後を追って飛び立ったのはKC-135。空中給油機だ。北朝鮮は遠いから途中で給油がいるんだろうか。

結局、対中抑止のスーパースターF-22は見えませんでした。オスプレイも出てこなかった。見たかったな。

さて、嘉手納だけでなく多くの基地が点在する沖縄ならではのビジネスが盛んだ。
那覇空港を出た直後から、ほとんど全部の不動産屋が「軍用地買います!」って看板出してるから、「ああ、土地貸しって儲かるんだな」と誰でもピンと来る。で、ググったら↓わかりやすいのを見つけた。

軍用地レンタルで資産運用! これであなたの老後も安心だよ!?
http://www.daikyo-p.jp/marutoku/marutoku7/marutoku7.html

売り文句を真に受けるわけじゃないが、投資単位も何百万程度のものからあるし、これはそのうち検討してもいいかもね。
ただ、政府に金を出させるビジネスモデルはリバタリアン的にはアウトだろうな。そういえば、民主の小沢が基地移転予定地を買ってるとかいう情報が前に出回ってたよね。

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他にも気になったのは、「墓が中国南部スタイル」ってこと。屋根がついたり微妙に違うんだけどベースは同じ形。亀甲墓とかいうらしいね。簡単に調べたら、中に遺体を安置して、数年後に取り出して「洗骨(お酒とかで骨を洗う)」をして骨壺に納める風習があったとのこと。まさに中華スタイル(中国南部)です。死生観に関わる文化は、そう簡単には変わらない。沖縄の文化は中国に結構近いというのが見て取れる。ただ冊封↓やってただけじゃないのね。

C copy
首里城に展示してある琉球王朝の模型。中華の丸パクリで笑ったw 服装やら冠の色やらでヒエラルキーが見て取れる親切設計w

 で、ちょっと驚いたのは、そのお墓ビジネスが盛んってこと。香ばしい記事で名をはせる沖縄タイムズをコンビニで買ってみたら、広告コーナーに墓関連の広告が20件くらい出てるの。沖縄では、お墓って広告打てば売れる性質の商品なのか?

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遊びの方は楽しかったよ。
海きれいだし、夕焼けきれいだし、泳いでたら目の前に熱帯魚いるし、ご飯うまいし、リゾート地はともかく那覇は物価安いし、珍しい果物も食べられるし、マングローブは怪しい感じだし、また来ようと思う。次は石垣島とか行くかな。

SDF P3C
帰りの那覇空港。海自のP3Cがわんさと並んでる。沖縄の日米両軍とも偵察能力高いな。近いうちに新型のP-1が配備されるともっといいね。



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テーマ : これでいいのか日本
ジャンル : 政治・経済

tag : 中国政治 沖縄 対中抑止

中国の退行

経済成長の鈍化と金融危機リスクに晒されている中国。
時間にして半分以上を残す2014年は、まだまだ多くの見どころを残している。

・地方政府の債務危機
 トップに挙げたいのはコレ。公式の範囲でも約3兆ドルにのぼる中国地方政府の債務。このうちの20%以上が今年中に返済期日を迎える。日本円にして60兆円を超える額である。これはここ数年で最大の金額であるが、加えて地方政府は歳入の伸び悩みや現象に直面している。不動産バブルがピークアウトした今年は、税金を除いた地方政府歳入のうち最も大きな額を占める「土地の開発権」販売がまったく捗っていないのである。
 こうした危機は、無名の二線級以下の都市だけでなく、天津市、杭州市などの超メジャー級の都市でも深刻な情勢である。この危機は、単にしのぐだけでは十分ではない。自力では返済できず、中央政府のあからさまな支援などでしのぐ地方政府が公になった場合、中国の先行きに対する深刻な信用不安を引き起こすであろうから、「力強さ」をもってクリアしなくてはならないのである。

・外交の破たん
 前回までに繰り返し言及してきたように、これ見よがしに力で周辺国を脅そうとする中国の稚拙な外交戦略、あるいは外交戦略の不在がそうした態度に繋がっているのかもしれないが、中国の抑圧的な態度が周辺諸国の対中警戒心を明確なものにしてくれている。今や中国の対外行動には無駄に高いコストが必要となっているから、不用意な挑発行動は、今後も彼ら自身の重荷となってくれるだろう。

・抑圧が進む社会
 ウイグル系の反乱頻発、経済状況の悪化、外交の行き詰まりなど、内憂外患を地で行く中国だが、独裁政府の不安を映すように不寛容な政策が増大している。人民の反発を恐れての贅沢禁止令。大陸への反発を強める香港市民に対する態度の硬化と抑圧化、中国での更なる情報統制はもはやGoogleへのアクセスすら許さない方針が採用された可能性がある。従来から、インターネットへの各種規制は敷かれていたし、Googleの機能も十分に使えるとは言えない状況であった。しかし、今年の天安門事件記念日である6月4日と前後して、Googleはアクセスそのものが禁止されており、6月14日の時点でも回復していないのである。これが恒久化、長期化する場合、中国本土から海外の情報へアクセスすることはかなり制限されることとなり、中国人の愚民化を一層促進することになるだろう。これは中国の弱体化ではあるが、共産党支配の強化にはつながるだろう。権力の集中を本質とする独裁国家と、権威の否定を常とするインターネットは非常に相性が悪い。

・情報戦の敗北
 国内の情報統制が進む一方、中国は海外での情報戦には敗北が続いている。対ベトナムでは船の衝突映像を繰り返し公開され、先手を打たれてきた。アジア安全保障会議(シャングリラ会合)では、中国の国防トップレベルは参加せず、聞くに堪えない八つ当たりと開き直りのスピーチしかできない副総参謀長を送ってよこした。日米をはじめとする周辺国が対中批判を行う中、他国の人間には意味不明で聞き飽きてすらいる「中国節」を披露して見事に悪役を演じてくれたことは、意気揚々と乗り込んだ安倍首相にとって、ありがたいほどであっただろう。

 情報戦でのもう一つ気になる動きが始まっている。「臓器狩り」である。ご存知の人もいるだろうが、法輪功の弾圧が始まって以来、中国では法輪功信者を対象とする「臓器狩り」が政府の手によって組織的に行われているという疑惑がある。実のところ、管理人は、著書でも触れているのだが、最低でも数万人単位の法輪功信者が臓器密売のために政府によって組織的に殺害されているという疑惑が95%以上の確率で事実であると考えている。
 まさに現代のホロコーストと呼ぶに相応しい犯罪だが、この疑惑が今後国際的にクローズアップされるようになるのではないかと考える。一つにはカナダの弁護士らが調査結果をまとめた『中国臓器狩り』が昨年発表されたこと。もう一つには、これまで疑惑にまともに回答してこなかった中国政府が、カウンターのプロパガンダを流し始めているのである。このトピックに注目が集まることは、どのように言い逃れを試みても中国のイメージ低下は必至であるから、注目が集まらないようにすることだけが唯一の逃げ道である。臓器移植、臓器提供に関わるプロパガンダを流すのは中国政府にとって得策ではない。

・統治能力と対外能力の低下
 経済政策においては何ら抜本的な対策を講じることができず、後追いの財政出動を小出しにしては時間を稼ぐ。いわば失血死へと向かうような緩慢な対策しか打てない中国政府。国内のテロ対策も大量の人員とリソースを投入している割には隙を突かれっぱなしで守勢に回る。その一方で口先だけは強硬策を訴え、抑圧的な政策を取りたがる。社会不安が増大する中、ナショナリズムを鼓舞し、敵役を作って吊し上げ、情報統制の一層の強化を図るなど、何ら原因を取り除くことに繋がらない方針しか用いることができない。挙句には他国との交渉の席では、無意味で冗長な上に事実関係をまったく無視した「中国節」のスピーチで他国をがっかりさせる。

 一体、中国政府の統治能力、外交能力はどれだけ低下しているのであろうか。国内政策では中国人同士のやり取りだから、たわごとの応酬でも構わないのかもしれないが、外交においては、他国の要求に対して、外交プロトコルを無視した「恥知らずで、くだらなく、理不尽」といった具体的な意味を何も持たないコメントを並べたり、「中国は他国を軍事力で威嚇したことはない」などと別世界の事を述べているとしか思えない見え見えのプロパガンダを振りかざしても、聴衆をウンザリさせ印象を悪くするだけである。

 実は中国人はこうした無意味なたわごとのやり取りを日常生活やビジネスの場で行っているので、そのやり取り自体には何の驚きもない。中国人らしく振る舞っているのだなと思うだけである。しかし、外交部のプロフェッショナルな外交官たちは、そうしたやり方が国際的な舞台では適切でないことを知っている。現に数年前まではこうした「中国節」を国際舞台に持ち込まないよう注意していたのである。つまり、現在国際的な場でめちゃくちゃなスピーチを披露している人々は、そうした常識を共有していないのであり、同時にそれが中国指導部に認められているということなのである。

習近平政権の上層部は、胡錦濤前政権に比して教養水準が目に見えて低く、中国社会により適応している代わりに、外部の環境に対して無知であるように感じる。いわば内向きの価値観に強く囚われているようである。そして、その上層部の性質が中国の政策全般に現れており、その実際的な対応力を低下させているのであろう。例えエリート官僚らが前政権から引き続き業務を担当しているとしても、彼らがボスである習政権の顔色を伺いながら政策を立案している以上、どうしてもその性質に引きずられてしまうのである。

現在の中国、そして、今後の中国の動向を分析する際には、我々から見た合理性に基づくよりは、中国内部の論理に重心を置いた方が、より理解しやすくなっている。これは胡錦濤時代とは大きく違う点である。胡政権は合理性をベースにしつつ、内部政治の論理や軍部の統制失敗、民衆のガス抜きを加味すれば状況を判断することができたが、習政権の場合、よりシンプル(といえるだろうか?)に、「中国人らしく考え、中国人らしく振る舞うだろう」という風に考えるべきかもしれない。幸いにして、管理人はその基本論理の理解には自信があるし、すでに著書でも、ブログでもそうした見方をまとめてきたから、この変化に対応する準備はすでに終えているといえるだろう。


テーマ : 中国問題
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tag : チャイナリスク 中国政治 中国社会 中国バブル

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