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ザ・チャイナリスク

webサイトをリニューアルしていこうと思うのだが、一度にやるのは大変なので、
まずは「中国的日常」コーナーをBlog化してみる。
Blogは初めてなので、こういう使い方でいいのかどうか。
・・・何か年寄りみたいだなw

Blog版の第一弾のテーマは「チャイナリスク」だ。
チャイナリスクは政治、経済、環境、人権など、あらゆる局面で現れているが、
今回は「ビジネス」のリスクに限定してみる。
チャイナリスク」は様々な点で現れてくるが、
まとめて見るといくつかの面に集約できると思う。
ところで、リスクがあるからダメというのはイコールではない。
そのリスクが利益に見合わない時にダメになるのだから、
リスクはできるだけ制御するよう努力すべきだ。

1.政治の強さ
独裁国家である中国。いまや政府の影響力は市場の影響力を超えたと言えるだろう。
法律が変わるという重要な通知が、実行のわずか1ヶ月前に発表される事もある。
「来月から、最低賃金を1割引き上げます」とか、
「CO2削減目標が達成できないので、工場地帯への送電をストップします」とか、
多くのビジネス活動に深刻な支障をきたすような政策が平然と採られる事がある。
  
これはほとんど対策らしい対策が取れない。
政府の政策も場当たり的なので、事前に予測するという事が難しいのだ。
大企業なら政府とのコネを生かしてという方法もあるかもしれない。


2.嘘と詐欺の多さ
以前から繰り返し述べているように、中国には「事実」という概念が無い。
つまり、嘘と真実が区別されない社会であるため、あらゆる情報はあてにならない。  
「中国人は嘘つきである」と述べるのは簡単だが、それは正確な認識ではない。
「嘘」を見抜くのは難しい事ではないが、「嘘と真実の区別がない」ケースでは、
「デタラメ情報」であることはわかっても、実際の状況がどうなのかは見えてこない。
はっきり言って、「嘘つき」の方が遥かに相手にしやすいのである。
中国社会では、ビジネスは常に不確定情報に振り回される事になる。
  
また、中国人は詐欺が利益につながらない場合でも、
とりあえず「詐欺る」「騙す」という行動パターンをもっている。
この行動パターンが社会の「慣習」なのか、「個人的嗜好」なのかは分からないが、
驚くべき事に「悪意がない詐欺」が広範に存在する事は、すでに分かっている。
重要な事なのでもう一度言うが、「悪意」が無く「利益」も無いのに騙すのである。
日本人が理由も無く天気の話をするように、中国人には理由も無く人を騙す習慣がある。
道が分からなくても、親切に「でたらめな」道案内をする習慣がある国もあるそうだが、
(中国人は道案内をしないが)それと同じような感覚なのだろう。

無論、利益や悪意に釣られての詐欺も、全てのビジネスで日常的に行われている。
詐欺にあった事が無い人間は、生後数時間の赤子を除けば、
中国国内に1人たりとも存在しないだろう。
特に都市部では、少なくとも週に2,3回は大なり小なり詐欺に遭うものであり、
(虚偽表示、量や質のごまかし、ぼったくり、偽札は最も頻繁に遭遇する詐欺である)
中国人にとって、詐欺とは日常生活から切っても切り離せない身近な慣習である。
  
「できないことをできる」「分からない事を分かった」と言う事は非常に多い。
これは一応の対策を取る事ができる。
「具体的にどうやるのか」「何がどう分かったのか」をきちんと確認する事である。
「分かったか?」「はい、分かりました。」 
「進んでいるか?」「はい、進んでいます。」  これは最低のやり取りだ。
「何がどう分かったのか、自分の言葉で言ってみろ」、
「何がどこまで進んでいるのか、進捗状況を見せろ」
と、しつこく確認を取る事が必要だ。

様々な不確定情報や嘘を見抜くには、勘と経験と健全な猜疑心が必要だ。
そして、おかしいと思った事は何でも自分で確認を取るようにした方がいいだろう。
それでも回避しきれる物ではないが、やらないよりはだいぶマシである。


3.どんなルールも存在しない
中国ではどんなルール、法律、契約も、その意味を為さない。
約束や契約に「絶対的な拘束」の意味はなく、「その時の気分」という意味だ。
時々「中国人の言う事はあてにならないので、必ず文書で残せ」という人がいるが、
文書にしたところで、それが後日守られるわけではないから、別に意味は無い。
品質を維持するためのプロセスを作っても、そのプロセスが守られない。

では、どうすれば契約を履行させられるのだろうか。
どうすれば約束を守らせる事ができるのだろうか。
約束が守られた後でご褒美を与える程度のことはできるが、確実な方法は無い。
中国人が絡むビジネスには常に不確定要素が残る。必ずリスクがあるのだ。
約束を守る人はたまにいるので、そういう人を集めて率をよくするしかない。
  
要するに、中国では「こうすれば大丈夫」という物が存在しないのである。
最後の一瞬、引渡しが終わり、支払いが終わる瞬間まで一寸先は闇だ。
だが無限に押し寄せてくるかのように見えるリスクも、
大きく分ければ上の3つのどれかである。
せめてコントロールできる限りは、コントロールして挑むしかないだろう。
そのリスクが利益に見合わないと判断されれば、
その時は中国撤退を決断するのも勇気だと言えるだろう。



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テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済

tag : チャイナリスク 中国ビジネス

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