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中国バブルの実態と勘違い(前半)

中国経済が失速を始めている。
MADE IN CHINA(の安物量産品)終了が近いという話は2010年からしているが、
やはりその流れは変わらず、多くの中小製造業が存続の危機にある。
利益が出ずに企業が解散するだけでなく、温州などでは民間金融(高利貸し)からの融資に頼り、
キャッシュフローの問題で倒産する企業の出現も報道されるようになった。
そして、市場レベルでは2010年後半に限界を見せていた不動産バブルにも不穏な兆候がみられる。
(なお、我が社は今年は売上、純益が前年比50%近い伸びを記録し、効率化で利益率も向上した。
 おかげで日本市場での正式開業も達成でき、これで中国市場が崩壊しても存続が可能だ。)

さて、現在の中国経済の実態と今後の行方を見てみよう。
事前に以前書いた中国経済のストーリーを振り返っておいてほしい。
周知のように中国で以前隆盛を極めたのは安い人件費を生かした安物量産品製造ビジネスである。
このスタイルのビジネスは動かす金額(フロー)が大きい割には利幅が少ない。
そのため、元高(対ドル、ユーロ)が進むと利益が出なくなる脆弱な構造だ。
しかも、2010年後半からの人件費上昇によってもコストが上昇し、ますます利幅を減らしつつある。
彼らは潰れるべくして潰れており自然淘汰にも等しい。(よって予測も容易であった)

一方で今年に入ってから出現した新しい倒産形式がある。
それがキャッシュフロー不足による倒産である。これは去年には見られなかった新しい現象だ。
これまでの中国ではバブル、インフレを背景に銀行から資本を調達するのは容易だったが、
今年は国家政策で金融の引き締めが行われており、借金が容易ではなくなったのだ。
そのため銀行以外の高利貸しから資本を調達して企業を運用しようという勇者wwが現れたのだ。
(ちなみに依然取り上げた地下金融業者と私の付き合いは外貨両替、送金に限られており、
 融資を依頼したことはない。我が社は無借金経営である。)

もはや藁をつかむ行為に過ぎなかったのであろう高利貸しからの資金調達。
案の定、利子を払うことができずに破たんし、しかも逃亡する経営者が出ているのである。
政府はバブル退治のために金融を引き締めたのだろうが、実業も巻き込む無差別爆撃となっている。
庶民の生活を困窮させるインフレ、政府が煽り企業のコスト高を招く急激すぎる人件費上昇、
欧米市場の消費不足による輸出伸び鈍化、元高(ドル、ユーロ安)による国際競争力の低下、
金融引き締めによるキャッシュフロー悪化。
純粋な経済問題だけでもこれだけのハードルが同時に押し寄せてきている。
むしろ意外に粘っているなと感心するくらいだ。

ここで粘り切れるかどうかは市場や社会・・・はもう終わっているので政府の力にかかっている。
中国に内需はない。中国の内需wwとは政府の公共事業のことである。市場とはさして関係ない。
つまり、再度の大規模事業が政府にできるかどうか、それが決定的に重要である。
社会の富と活力を大量に収奪してきた独裁権力をもってすれば可能にも思える。
しかし、ここにきてダメ押しのシナリオが現実化する可能性が浮上してきた。
中国地方政府の財政危機である。
地方政府の財政収入は、建国当時に国民から強奪した土地利権を売りさばくことで確保されている。
通常の税収よりも土地利権の方が重要である。
しかし、中央政府は人民の反感を買うばかりの不動産バブルを潰そうと躍起になっており、
全国的に不動産価格の上昇が止まりつつある。(取引量は2010年後半には既にガタ落ちしていた)
さて、この状況で地方政府は土地利権収入を財源として今後も当てにできるのであろうか?
ばらまきの大きな部分を占めていた高速鉄道建設事業は資金不足で停滞しつつある。
これは地方財政の限界が表面化していると言ってよいのではないか。
長くなるので、バブル解説は後半に分割する。

(後半へ続く byキー〇ン山田)

それにしても最近はネタが多いね。




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テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

tag : 中国バブル 中国の内需 チャイナリスク

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No title

ブログ開設時から定期的に見ています。最近、更新頻度が高くて嬉しいです。

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ありがとうございます。
最近は仕事が一段落したので暇なんです。
ルーチンワークしかやってませんから退屈で。
今年はWebサイトのリニューアルもできるかもしれません。
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