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中国社会にはびこる環境問題とリスク

 鳥インフルエンザや大気汚染など、チャイナリスクが更に大きく取り上げられるようになっている。
現地の感覚になじんだ人々(もちろん管理人も)にとって、実はこうしたリスクはあまり驚くようなことではない。多くの中国人は、鳥インフルなど大したことではないと思っているから、ほとんど警戒していない。それは彼らが情弱だからという理由もあるが、中国人にとっては、自分の半径5m以内にインフルで苦しんでいる人がいない限り、あまりにも「遠い話」であり「漠然としたリスク」でしかないからだ。

 幸いにも今回の鳥インフルH7N9型は、今のところ感染力が弱いタイプのようであり、大した対策が取られなくても深刻な被害を出すには至らなかった。毎年のように広まる従来型のインフルエンザに遠く及ばないレベルのものだ。死亡率は高いものの、感染力が弱い事は中国にとって非常にラッキーであったといえる。中国は「なるようになる」世界だ。例え数百万の死者が出るような大変な感染であったとしても、なるようにしかならず、「仕方がない」の一言で数百万の死者を忘れる事ができる世界なのだ。我々は自らの身を守りつつ放っておくしかない。


 さて、大気汚染の深刻さも今更ながらマスメディアに取り上げられるようになっているらしい。
管理人の感想では、北京は6年も前から「毒ガス砂漠」であった(管理人が初めて北京に行った日、大気汚染のためにのどを痛めて倒れてしまったから、毒ガスという表現は大袈裟なものではない。)し、上海についても青空がめったに見えないということを何度か書いたり、日本と中国の空や海の色の違いを写真で比較したりもしてきた。

 マスメディアが今になって、汚染の問題を大きく取り上げる意図はよくわからない。「日本は毎年、台風が来る国です」「日本はサラリーマンの残業時間が長い国です」といったものは、現地では常識であってニュースではない。「中国は大気汚染がひどい国です」「中国では食の安全など夢物語です」というのも、ニュースではなく常識である。こうした状況が改善される見込みは無い。自信をもって断言するが、中国は環境問題を解決することはできない。ずっと汚染されたまま、社会生活を営んでいくだけである。

 2000年前、黄河は単に「河」と呼ばれていた。気候変動の影響もあるだろうが、中国人が周辺の森を消滅させ生態系を破壊したから黄土が流出し、河は黄河となった。よく言われるように「イナゴ」のような生態だが、彼らはずっとそうしてきたのだ。今後もずっとそうしていくだろう。

 空気が汚いとか、水が汚いとか、それは多くの中国人にとって、あまりにも遠い話である。
中国の団地である「小区」の中に入ってみると、しばしば敷地内はごみ溜めやがれきの山となっており、悪臭を放ち、景観を醜いものにしている。ゴミ箱があるのに、ゴミ箱の外にゴミ袋が積み重ねられていることもよくある。自分のアパートの敷地内のゴミ汚染すら気にしない人々が、どうして空気や水の汚れを気にするだろうか。上海はまだマシだが、他の多くの都市の人々は、きれいとか汚いとかいう感覚自体を持ち合わせていないのではないかと疑われるほどである。実際、地方都市以下の汚染された地域(つまり中国の大部分)の人々は、環境的にきれいな街を見たことが一度もないから、我々の感覚でいう「きれいな街」を想像することも困難であろう。

 中国の環境問題が解決されることは永久にない。大事なことなので(ry
  
  
        


 さて、沖縄に対する中国の主張が一歩前進しましたね。
過去にブログの記事でも、著書の中でも書きましたが、これは突然の寝耳に水という話では全くなく、中国側の予定表には前々から組み込まれていたことです。とうとう、中国に関心を持たない普通の日本人でも知らないフリができないところまで、動きが大きくなってきているということです。
 まだ知らないフリを続けますか? これは一時的な関係悪化の産物に過ぎないと現実逃避しますか?
日本人には現実に立ち向かう自由も、現実逃避を続ける自由もあります。
結果は全て我々の選択の結果として、目の前に突きつけられることになるでしょう。
その時にやれるだけはやったと言えるようにしたいと自分は考えます。
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テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

tag : チャイナリスク 中国政治

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あまりにも遅くないですか?どうせなら民主党のときに主張しとけば良かったものを・・・

No title

ああ、やっぱり来たかというところです。
沖縄が済んだら日本、日本が済んだらグアム、グアムが済んだらハワイてなぐあいでしょう。ほしいんだもん、必要なんだもんという欲というか真剣な思い込み。
ただ、全員が全員じゃないと思いますが、ナチのようなケースもあるので、人間は理知的なものと思わないことですね。

ここまできたら、日本人は、彼らがまともな人という認識はもっていないと思います。戦略と戦術をもって取り組むしかないと思いますが、日本にそういう人があまりいないのが痛い。

No title

環境問題を解決する為には、中国全土から人民を排除し数百年かけて自然を元に戻すよう全土を自然公園とするしかないかもですね。かつて幕藩体制が森林保護をしつつ、木材利用した事など彼らには不可能でしょうから。

今の状況は秦の始皇帝登場前の戦国時代に似通っていると感じてます。現在台頭する中共(秦)に対して各国が合従・包囲し対抗の動きと、対して中共は連衡策で崩そうとしている。中共はこのまま包囲され弱まっていくか、あるいは始皇帝のような人物・集団が出て一気に大帝国へと進むのか歴史の転換点に今差し掛かっていて、その中で自分はどう行動すべきかブログ主の言うとおり考え行動すべきでしょうね。

No title

殷時代の青銅器をみると、象や犀の形をしたものがあり、甲骨文字にも 今は絶滅した動物がたくさんあります。黄河流域は多分アフリカのステップのような土地だったのではないかと思われます。

孔子の上の世代にあたる時代の晏子春秋では、殿様の景公がしょっちゅう牛山に狩やピクニックにでかけて怒られていますが、それから100年たった孟子では「牛山嘗て美なりき」といわれ、すでに荒れ果てたタクタクたる禿山になっています。孟子では牧牛・牧羊の為と説明されてます。

戦国時代の環境破壊のひどさに墨家は節用を訴えますが、結局儒家の自然は人間のために天が用意したものだから、乱獲おっけ―!という思想に負けています。

支那は数千年来の筋金入りの環境破壊肯定論の土地なので、支那人に環境保護の概念は理解できないでしょう。自然物は天帝様が人間のために与えてくれたものだからという宗教観・世界観に基づくものですから。

No title

>マヤさん
政治も社会も個人も、なかなか合理的な計算だけでは動かないものですよ。
遅すぎるというなら、自民も日本も民主にめちゃくちゃやられる前に、
経済も国防も大改革をやっておけばよかったといえるでしょう。

それに今の中国の海軍力、空軍力では尖閣すら取れるかどうか疑わしいものですし、
沖縄まで手を伸ばすのは、遅すぎるどころか早すぎるのかもしれませんよ。


>マスコミ嫌いさん
交渉自体は継続する必要がありますが、実際に行方を決めるのはそのバックにある軍事力と経済の勢い、そして周辺国との連携です。自分としては、今年からは「日本のターン」だと思っているので、それほど心配はしていません。
 中国には金融緩和の余地はもはや残ってないですし、新産業の育成もさほど進んでいないです。完全にジリ貧に入っているでしょう。攻め時だと思います。安倍さん(戦略的互恵関係)と麻生さん(自由と繁栄の弧)なら、現状日本が用意できるベストかと楽観しています。

>名無しさん
 我々は中国人ではありませんから、中国の環境問題や社会問題に究極責任を負ってはいませんからね。せいぜいとばっちりで迷惑を被るくらいのものです。今の中国に全体をまとめられる大人物が登場することはないと思います。そういう社会的雰囲気ではないですよ。まだまだ先の話です。

>名無しの日本人さん
 黄河流域は、春秋時代まではステップ地域どころか、大木が生える森林地帯だったようですよ。
おっしゃるように、水牛や象も生息していたようですし、(ワニもいたんじゃなかったかな)相当温暖な場所でもあったようです。春秋末期からは鉄器の普及から、森林伐採が進んだという理由もありそうです。その影響が目に見えるようになったのが戦国時代と。

 兵馬俑を見ると、兵士像とかを保護する屋根は、大木で作られているんですよね。
現代ではその周辺に大木なんて一本も生えていませんが。

No title

ねこさんこんばんは。

環境問題ですが共産党首脳部は本当にどう考えているのでしょうかね。
伝え聞く内容では大陸はナウシカの世界になってしまっているのではないのでしょうか。あえて尋ねたいのですが共青団のトップの人は(ふーなんとか)は一体10年係りで中国(あえて言います)をどうしたかったのでしょうか。私はわかい、わかい言って人民に不満に対するモルヒネを打っていただけと感じるのですが。

駄文失礼しました。

No title

富裕層が中国から逃げ出すのは金が紙切れになる理由だけじゃなさそうですね
問題はその中国富裕層が逃げ出した先で中国でのノリをそのまま持ち込むことと思っていますが
マジで水の綺麗な土地を買うのをやめさせてほしい、日本は水道の水をそのまま飲める事が世界的美点なのに

No title

>hiroさん
胡錦濤にはある程度の改革の意思はあったと思いますが、環境と能力が伴っていませんでした。
味方を増やす能力に欠け、またリーマンショックの衝撃をかわすためにばら撒きに走ったことで、改革に必要な環境を失ってしまったと思います。

自然環境、生活環境の破壊については、中国人はあまり気にしていません。
直接悪臭があるとか、そういうレベルまで来ないと彼らは認識しませんから対策が進まないのです。

指導部が気にしている環境問題は、特に北京の水不足でしょう。これは南水北調によって軽減されると思われます。同時にこの水資源の不自然な収奪は、深刻な環境破壊を進めると予測されますが、それは前述の通り中国人はスルーできますので、あまり問題視されないでしょう。
人知れず病気になる人がたくさん増えたりはするでしょうが、社会問題として大きく注目されることは無いと思います。

>正宗さん
いろんな意味であの社会は居心地が悪いですからね。
それを良くしようとはせずに、良いところを求めて逃げ出すのが中国人らしいところです。
良くしようとしたら共産党に「和諧」されてしまうから仕方ないかな。

日本の水源地を中国資本が抑えにかかっているという、ネット上では広く知られた話についてですが、実は自分はあまり信じていないのですね。どうもデマくさい。少なくとも一部証言はほぼ確実に嘘。一度、全国レベルで調査してみるのは有りだと思いますよ。

No title

最近日本で流行ってる風疹だの結核だのシラミだの、
少し前までほとんど聞くことがなくなっていた感染症なんかも
支那から持ち込まれてる可能性が高いと思うんだよな~。

中国性悪説は不変とは限らず

はじめまして。  著書を読ませてもらいました。 面白かったです。
 さて、自分は、中国人が昔から上記のような国民性だったとは思いません。
 おそらく、清朝末から長らく続いた動乱で、徐々にモラルが崩壊し、今に至ったのだと思います。
 日本人から見れば、今も絶対値としては低モラルでしょうが、それでも戦前よりは前進してると思えます(例えば、感染症は戦前より減ってますよね)
 その状況は黄文雄さんの著作で伺い知れます。
 さて、経済の発展とモラル向上は相関がありますが、中国の場合、モラル向上せずとも、日本からの技術、資金や、人民元安政策への先進国の放置で、イージーに高成長してしまった。
 日本は今、自ら蒔いた種、、、モラル向上無き中国の発展で、苦しめられてるわけです。
 解決策は技術流出抑制策と、他の先進国並みに日本も金融緩和(=通貨安政策)すること、そして同盟強化と防衛力向上によりパワーバランス維持です。
 現状、その方向に向かってますね。
 日本始め、先進国がそういう対応をとることで、中国は除々にモラルある発展に変化していくか、モラル無きまま発展が止まるか、いずれかになっていくでしょう。
 いずれにせよ、これは日本にとってプラスです。
、、、、当方、みん株というサイトでJOJUというハンドルでいろいろ書いてますので、良かったら遊びに来てください。

No title

ヤマダ・伊勢丹撤退についてのスレで
支那では、物流段階で1割、店員が1割、万引きで1割盗まれる
「三盗」が問題だという書き込みがありましたが、本当ですか?

No title

>なおとさん
コメントありがとうございます。
このブログでは、コメントを承認制には設定していないので、承認申請が出ていることに気づいていませんでした。

 どの要因が中国人の性質を形成しているかというのは、非常に難しい問いだと思います。
清朝末期については色々な外国人が中国を見聞した記録を残しているため、すでにモラルが様々な点で崩壊していた事が見て取れます。しかし、その頃が崩壊の始まりかというと、それも疑問です。明の時代であっても、もっとさかのぼった時代であっても、中国人の思考回路に劇的な変化があったようには見えないのです。
 
 自分のような考え方の人間にとっては、とても付き合い辛い、相性の悪い人々だと認識していますが、善か悪かというのは、とても主観的な見方ですので、中国人が悪というつもりはありません。

 モラルの定義の問題でしょうが、モラルを道徳的意識と理解するのであれば、伝染病の減少はモラルとは特に関係なく、近代的な衛生観念や知識の普及によって、十分に説明がつくものと考えます。

>足軽さん
 コメントが承認制になっていたので、公開されてませんでしたね。三盗の問題はちょっと言い過ぎでしょう。中国の場合、物事を分かりやすくイメージさせるために、このような誇張、簡略化された表現がよく使われます。

 この場合、流通過程や内部統制、モンスター客への苦労が絶えない事を、このような言葉で表現しているのだと思います。一般的には「チャイナリスク」の一言でまとめられていたりしますね。
実際に物がなくなることもあるでしょうし、汚損されたり、不良品が多かったりもするでしょう。中国ビジネスでは、宿命的に逃れられないリスクです(苦笑)。

モラル=社会的公正度=経済発展の基盤

 モラルという言い方は情緒的でしたね。

 ギブアンドテイク(公正)と言い換えましょう。
 これが守られない社会では経済活動がスムーズに進まないので、経済は発展しにくい。 経済が発展しなければ軍事力も高まらない。

 中国が経済大国、軍事大国であった時代には、社会的公正度は相対的に高かったはずです。
 だから、現在の中国は未だはりぼての経済大国、軍事大国です。
 日本の資金援助、技術援助、デフレ政策(=空洞化政策=日本から中国へ資金と技術と雇用が流出する政策)がなければ、今の状況は生まれてなかった。

 安倍政権からのインフレ目標政策が継続するならば中国の脅威はゆっくり減じていくでしょうね。
 はりぼての化けの皮がはがれるか、自立的成長(=社会的公正度の向上)が進むか、、、いずれにせよ、脅威は減じることになると思います。

 日本のマスコミ、特に左翼系マスコミが執拗にインフレ目標政策を攻撃するのは不可解ですね

 
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